『おらおらでひとりいぐも』 と『銀河鉄道の父』と岩手のビールと
オラ、私 @hiroyukitomie です。
『おらおらでひとりいぐも』 をKindleで読んでみようかと思う
先に書いておくと、『おらおらでひとりいぐも』はまだ読んでいません(まだ読んでいない理由は最後に)。
最近はめっきり小説を読まなくなってしまい、長めの文章を読む体力もスキルも弱まってきてしまった感じがしていました。「そろそろ小説を読まないと」という義務感がそろりそろりと襲ってきた頃合いで、こんなニュースが入ってきたのです。
芥川賞と直木賞。昔はもっと気にしていたニュースですが、最近は誰が受賞しようが気にならないレベルにまでなってしまいました。
が、上の記事で「岩手文学」という言葉にちょっとひっかかったので、今回の芥川賞受賞作『おらおらでひとりいぐも』を読んでみようかなと思ったのです。
しかし、電子書籍(自分はKindleとdマガジンだけですが)はホント便利ですね。書店に行く時間も節約できるし、紙の本が入荷待ちでもKindleだったらすぐ読める。それが電子書籍のアドバンテージ。
紙の本も好きですけど、情緒的、感傷的なことだけでは、読んでもらいたいコンテンツも読んでもらえなくなりますからね。版元はどんどん電子化を進めてほしいものです。
岩手に縁のない自分が読んでみようと思った理由
さて。
岩手には縁のない人間ですが、「岩手」と「文学」の組み合わせで思い出したことがひとつ。こちらです。
一関でいわて蔵ビールを造っている世嬉の一酒造。
その敷地内には「いちのせき文学の蔵」という小さな文学館があります。世嬉の一酒造にうかがうまでは知らなかったのですが、
戦後すぐには、当時中学生であった井上ひさしさんの一家が土蔵で暮らしていたというエピソードもあります。
という酒蔵なのです。そして、「いちのせき文学の蔵」では一関に関連する文学者12人の著作や直筆原稿などを展示。無料で入れます。
世嬉の一酒の民俗文化博物館と同じ建物。入ってすぐ左の小さなスペースですが、貴重な資料がつまっています。
ちなみに、世嬉の一酒造敷地内には「島崎藤村文学碑」も。
さて、『おらおらでひとりいぐも』を読む理由を書くのに枕が長くなってしまいました。
ここまでひっぱっておきながら、理由らしい理由があるわけではなく、たまたま昨年、世嬉の一酒造に行ったので、「岩手」と「文学」という組み合わせにちょっとひっかかったという程度のもの。そして、これは岩手のビールを飲みながら読みたい、と思った程度です。すみません。
それと、著者の若竹千佐子氏は岩手県遠野市の出身。世嬉の一酒造に行く直前は遠野市にも行っていたので(遠野市は国内有数のホップ産地)、ああ、これはますます岩手のビールと一緒に読まないと、と思ったわけです。
なお、『おらおらでひとりいぐも 特別小冊子』というプロモーション用小冊子があり、Kindleで読めます(無料)。まずこれを読んで、単行本を読んでみたいと思ったら、購入してみてもいいのではないでしょうかね。
実は直木賞も
直木賞を受賞したのは、門井慶喜氏の『銀河鉄道の父』。
タイトルからなんとなく想像できますが、岩手県出身の宮沢賢治について、賢治の父・政次郎の視点から書いた本です。で、こちらもビールとともに、と思ってしまうんです。こんなビールがありますのでね。
そんなわけで、まだ読んでいない理由
こちらの理由もここまでひっぱりましたが単純です。
ビールが手元にないのです。
電子書籍は品切れもないし、買えばすぐ読めるし問題ないのですが、ビールばかりは電子化というわけにもいかないですからね。都内では秋葉原駅構内の「のもの」なら、上で紹介したビール全部がそろうはず。今日買って帰ります。
私からは以上です。本日はありがとうございました。
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