ビールと地域課題について考える
いろいろ課題のある私です。
地域課題を解決する方法のひとつに、ビールが関われるようになってきた。と、ここ数年思うようになりました。
もちろん、ビールを造る・売る理由はそれぞれなので、すべてのブルワリーが地域課題の解決を目指す必要はないと思います。ただおいしいビールが飲めれば最高だなと思うだけで。
とはいえ、地ビールブームのときも、「地域活性化」ということで地域課題解決を目指そうとしていたわけですが、それにはビールのクオリティが伴っていないことが多かったんですね。地ビールブームが終わってしまった理由のひとつがそれ。
でも、いまは地ビールブームの頃よりも、全体的なクオリティは上がってきていると思います。
そして、さらに重要なポイントは時代背景じゃないかと。地ビールブームの頃よりも、いまのほうが多様性を受け入れられる状況。消費者の意識も変わってきています。このクオリティと時代背景(多様性)の両輪がうまくまわっているので、いわゆるクラフトビールが人気になってきているんじゃないかと思っています。
そして、うまくまわっているからこそ、地ビールブームでは難しかったけどいまなら「ビールが地域課題を解決できるんじゃないか」と考えるわけです。
実際に課題解決のために動いているブルワリーもありますし、「課題解決できた」「課題解決できそうだ」という地域やコミュニティもあります。そうやって、何かがよくなっていく、いい方向に動いていく、ということがすごく面白いなと思うのです。
課題解決のためには、ブルワリーや地域・コミュニティ・農作物・商品・商店街・人などが、つながる必要があります。なかなか1人だけではうまくいかないことが多いのではないでしょうか。コラボすることで、価値が生まれて、さらに高まっていくわけですね。
長くなりましたが、そんな話をKIRIN BEER SALONで伝えられるといいなと勝手に思っています。自分は見て考えたことを伝える立場ですが、実際に動いている遠野醸造の袴田さん、SVBの古川さんの話も聞けるので、興味を持った方は、こちらから応募してみてください。
もう少し自分の考えを語っているので、こちらも合わせてご覧いただければ。
で、個人的な活動としては、そういった課題解決にビールを繋げられるようなプロジェクトを仕事として進めたいと思っています。その話はTwitterでちょっとずつ出していこうかな……と。興味がある方はリプライ等でちょいちょい絡んでいただけるとありがたいです。
私からは以上です。本日はありがとうございました。
教養としてのビール 知的遊戯として楽しむためのガイドブック (サイエンス・アイ新書)
- 作者: 富江弘幸
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2019/03/16
- メディア: 新書
- この商品を含むブログを見る