ビール時報

富江弘幸(ビールライター)公式サイト

2020年のビール関連執筆業務振り返り(4月〜6月)

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TONO VISION BOOK

「2020年のビール関連執筆業務振り返り(1月〜3月)」に続いて、4月〜6月のビール関連執筆業務を振り返ります。

 

www.hiroyukitomie.me

 

4月〜6月といえば緊急事態宣言。埼玉、千葉、東京、神奈川、大阪、兵庫、福岡の7都府県に対して4月7日に緊急事態宣言が発令、4月16日には全国に拡大し、最終的にすべての都道府県に対して解除されたのは5月25日でした。

 

この3ヵ月間は自分にとしても従来どおりのビール活動ができず、なかなか大変な時期でしたが、それもあって新しい活動ができたというのも事実。そのあたりも含めて振り返ります。

 

 

2020年4月のビール関連業務

緊急事態宣言が出てどうしたものかと思いながら、自分なりにいろいろと試行錯誤したのが4月。2020年の中でも、自分にとって記憶に残る仕事ができた月だったかもしれません。

 

ホップの里からビールの里へ VISION BOOK

遠野のビールの里プロジェクトでVISION BOOKを作っていまして、この制作をお手伝いさせていただきました。11月に遠野で取材し、自分の遅筆もあって約4ヵ月かけて完成しました。

20名にインタビューして、16記事にまとめたものです。

1記事あたり1,500字くらいだったと思うので、VISION BOOKに掲載されている文字数は約2万4,000字。ですが、実はこれ、noteでも読むことができて、そちらでは1記事あたり3,000字くらいになっています。

 

note.com

 

なんだかんだで書いたり編集した文字数はトータルで約6万4,000文字に。ちょっとした本になる文字数ですよ、これ。

WEB版を読んでいただくのもいいのですが、ぜひ冊子版も手にとっていただけるとうれしいです。遠野市のふるさと納税などで入手できます。

 

ビアバー支援プロジェクト

これは無給ボランティアなので仕事とはいえないかもしれませんが、仕事並みに力を入れて対応したプロジェクトでした。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、ビール関連業界では醸造所やインポーターなどが影響を受けましたが、ビアバーはそれ以上に深刻なのではないかということで、日本ビアジャーナリスト協会で支援策を考えていました。

醸造所はまだ通販対応が可能ですが、緊急事態宣言下では、ビアバーは何もできないのではないかというくらい深刻な状況だったんですよね。ビールに多少なりとも関わっているのであれば、何かしらできることをやらなければという思いがかなり強くありました。

で、日本ビアジャーナリスト協会では、この支援策に協力してくれるリーダーを募集していたので、立候補してプロジェクトリーダー的な立場として対応しました。

この支援策は、noteでビアバーの紹介記事を書き、それをユーザーに買ってもらうことで、購入したビアバーに購入金額をそのまま寄付するというもの(実際にはnoteや銀行振込手数料を引いた額を寄付)。

公開作業や購入金額のまとめ、SNS投稿などなど、なかなか時間が取られる作業でしたね。ですが、とにかく少しでもビアバーの支援になればということで、ひたすら作業していた覚えがあります。

 

note.com

 

記事の掲載は6月末までで、なんだかんだで裏方作業も含めて終了したのは11月でした。

 

マガジンど

この時期、リアル取材はもう社会的に無理な状況でしたが、3月に入ったばかりの頃はまだなんとか…という状況でした。緊急事態宣言前の最後の取材がこちら。

 

dododododo.jp

マガジンどというオウンドメディアで、スプリングバレーブルワリーのヘッドブリュワーである古川さんにインタビューしています。

 

公開されたのは3月30日となっていますが、自分がちゃんと公開を確認できたのは4月に入ってからなので、一応4月の業務ということにしています。

ちなみに、この記事では結構おもしろい話を聞いているのですが、4月に入った頃には宣伝できる雰囲気でもなく、SNSなどでもまったくシェアしませんでした。

なので、いま読んでください、ぜひ。

 

地域とビール

地域とビールは、自分で立ち上げたメディア。

2020年は、できるだけ外部メディアや雑誌で執筆するのを控えようと考えた年でした。というのも、自分の意思・意見とは異なる考え方で書かなければいけないことが多くなってきており、それは健全なのかどうかすごく迷ったりしたから。とにかく、自分が興味を持っていることを自分の好きなように書きたい。そう思って、「自分が自由に書けるメディアを立ち上げてしまえ!」と立ち上げたのが地域とビールでした。

 

localandbeer.com

 

とはいうものの、どんなメディアであったとしてもなかなか取材できる状況にはならず、最初のうちはリリースをもとにした記事ばかり。ですが、実は3月から仕込みはしていまして、最初の取材記事はすでに準備していました。それを掲載できるようになったのは6月なのですが。

 

2020年5月のビール関連業務

5月は新しい仕事は何もありませんでした。ビアバー支援プロジェクトをメインに進めていた月です。つまり、収入としてはなかなか厳しい月だったといえるかなと。

 

ビアバー支援プロジェクトでは、支援金額をまとめた報告記事とか出してます。

 

note.com

 

2020年6月のビール関連業務

5月後半に緊急事態宣言も解除されて、6月は少しずつ世の中が動いてきた感じもあった月でした。自分も少し外に出て仕事をするようになり、コロナ前とは違った世界を感じ始めた月だったともいえます。

 

金曜たまむすび

6月の仕事といえば、金曜たまむすび出演。ラジオ好きとしては、「たまむすびからオファーが!!」と鼻血が出るくらい嬉しいお仕事でした。

 

 

これまでも何度かラジオ出演したことはありましたが、正直言って、金曜たまむすびは一番楽しい出演でした。 そんなに緊張する必要のない内容だったからということもあるかもしれませんが、すごく楽しい仕事でしたねえ。

 

基本的にはあまり話す仕事は向いていないと思っているんですが、ラジオ出演だったら何度でもやりますよ! くらいにラジオは好きです。

 

地域とビール

地域とビールについては、細々と運営していたんですが、まともな記事はこれが最初。DIG THE LINEの本間さんにインタビューして、その考え方を聞いた記事です。

 

localandbeer.com

 

取材自体は3月に行っていたのですが、6月に京都の新風館にDIG THE LINEの店舗がオープンするということで、それに合わせて公開しました。

こういう話を聞いていると、自分もやる気が出てくるんですよね。自分のメディアなので、すぐには収入につながらないのですが、こういう仕事を増やしていきたいなと思いました。

 

2020年4月〜6月のビール関連業務はこんな感じです。コロナ禍でかなり厳しい日々でしたが、2020年の仕事としてはなかなか重要かつ楽しいものばかりでした。こういう仕事を継続していきたいなと思ったりする2020年上半期でした。