ビアライターが個人的嗜好で選ぶ「俺のうまいビールランキング2019」
ランク外の私です。
今年も残り20分ほどとなったところで、毎年恒例にしたいと思っている「俺のうまいビールランキング」。今年もやってまいりました。
2018年の記事はこちらです。
- 評価方法について
- 第5位:22nd Anniversary IIPA(コロナドブリューイング)
- 第4位:クラフトザウルス Summer White Ale(ヤッホーブルーイング)
- 第3位:サッポロクラシック(サッポロビール)
- 第2位:ピルスナー・ウルケル(ピルスナー・ウルケル醸造所)
- 第1位:Pussy Grabs Back(ホノルルビアワークス)
- 俺のうまいビールランキング2019総括
評価方法について
対象:2019年1月1日から12月30日までに飲んだビール(基本的に自宅で飲んだもの)
評価方法:完全に主観。異論は認める
基本的に自宅で飲んだビールはすべてGoogleスプレッドシートに記録。客観的数値で評価している苦味、甘味、酸味、香りの4項目のほか、完全主観で点数をつけています。この点数のトップ5を発表。
なお、昨年まではトップ10だったのですが、諸事情により今回からはトップ5とします。
第5位:22nd Anniversary IIPA(コロナドブリューイング)
まずは5位から。
— 富江弘幸|ビール物書き (@hiroyukitomie) 2019年12月31日
22nd Anniversary IIPA
コロナドブリューイング
8.5%
インペリアルIPA
シトラスやマンゴー、桃のアロマ。ABV8.5%なのに、あまり重さを感じさせない。 #教養としてのビール を脱稿したという開放感もあったのか、1月14日に飲んだ時点で「今年一番のビール」と評した。実際は5位。 pic.twitter.com/I7I4cJjuJW
1月14日に飲んだビールなので、「これ飲んだの今年だっけか」という感じですが、しっかりメモはしてあるので記憶は蘇ってきます。ざっくりとした味の感想としてはツイートの通り。
本当にヤバいビールだなと思いました。限定なのでもう飲めないと思うと残念。
第4位:クラフトザウルス Summer White Ale(ヤッホーブルーイング)
続いて4位。
— 富江弘幸|ビール物書き (@hiroyukitomie) 2019年12月31日
クラフトザウルス Summer White Ale
ヤッホーブルーイング
5%
ホワイトエール
長野に行った際に購入。オレンジやレモンのアロマがすごくて、適度な酸味とともにジューシーさを出している。原材料を見るとベルジャンホワイト的なのに、強めのシトラスフレーバーでアメリカンな感じに。 pic.twitter.com/ynPKBPxeW3
これも今年の夏だけの限定醸造(たぶん)で、しかも軽井沢周辺でないと買えないというビール。とはいえ、クラフトザウルスはヤッホーブルーイングが造っているだけあって間違いないですよ。特にペールエールが好きなんですが、以前のよなよなエール的な感じがあって。
軽井沢周辺に行ったら、クラフトザウルス買ってみてください。
第3位:サッポロクラシック(サッポロビール)
3位!
— 富江弘幸|ビール物書き (@hiroyukitomie) 2019年12月31日
サッポロクラシック
サッポロビール
5%
ピルスナー
フローラルなホップのフレーバーがたまらんかった。グラスからのどまでスルッと違和感なく入ってきて、モルトの味わいと適度な苦味が最高のバランス。超ドリンカブル。 pic.twitter.com/84D1iLCtjS
まさかー! という感じですが、サッポロクラシックが3位に。おいしいのは間違いないんですが、まさか3位だとは。特に記念日に飲んだとか、いいことがあったとか、そういう日ではなかったはず。なのにうまい。間違いないです。
第2位:ピルスナー・ウルケル(ピルスナー・ウルケル醸造所)
2位!
— 富江弘幸|ビール物書き (@hiroyukitomie) 2019年12月31日
ピルスナー・ウルケル
ピルスナー・ウルケル醸造所
4.4%
ピルスナー
Newdays限定販売の際に購入したもの。どっしりとしたモルト感、IPAかと思うくらいの苦味。これでAVB4.4%はヤバい。缶は初めてだったけど、今まで飲んでいたウルケル(ボトル)はなんだったんだ、と思うくらい良かった。 pic.twitter.com/gcYJH8ogeT
いやあ、本当にこれはヤバいうまさでした。これまでにボトルでピルスナー・ウルケルを飲んだことはあったものの(現地に行ったことはないですが、空輸の樽を日本で飲んだこともあります)、これまでに飲んだウルケルは何だったのかと。
それくらいおいしかったですし、これで4.4%って。5位の22nd Anniversary IIPAは8.5%でこんなにスルスル飲めるの? という感じでしたが、こちらは4.4%でこんなにどっしりしてるの? という感じ。ヤバい。
第1位:Pussy Grabs Back(ホノルルビアワークス)
2019年に飲んだビールランキング1位!
— 富江弘幸|ビール物書き (@hiroyukitomie) 2019年12月31日
Pussy Grabs Back
ホノルルビアワークス
6%
エクストラペールエール
日本で買えないものですんませんだけど、好みや入手経緯も含めて今年最高の1本だった。ジューシーなオレンジアロマ。甘味はしっかりあってもさほど残らず、軽い苦味の余韻。素晴らしい。 pic.twitter.com/lgqAynBUKA
はい、堂々の第1位はいただきものです。お土産としていただいたものですが、こちらの好みを伝えていなかったにも関わらず、ドンピシャ好みの味わいでした。どんなスタイルでも好きなんですけど、ペールエール系は特に好きなんですよね。味もいいし、いただいた経緯もいい。
俺のうまいビールランキング2019総括
2018年はIPAが多かった印象ですが、今年は5つの中にピルスナーが2つ入ってきています。ま、ペールエールとIPAもひとつずつ入ってきているので、点数が高くなる傾向というのは、昨年とあまり変わらないのかなと。
ほかのスタイルも「うめー!」っていうビールがたくさんあったんですがね。こうやって点数をつけ続けていくと、なんとなく自分の嗜好がわかってきて面白いです。
あと、昨年も書いたんですが、点数にはこんなフィルターもかかっているかと思います。
また、過去に飲んだことのあるビールを再度飲んで点数化してもいるのですが、そういうビールはあまり点数が高くなっていません。よなよなエールやCOEDO伽羅-Kyara-は何度も飲んでいるのですが(もちろんおいしいからです)、もはや普段使いビールという立ち位置になってしまっているので、そういう意味では殿堂入りなのかもしれません。
あまりフィルターかけているつもりはないんですけどね。でも、それらのビールはそこまで達した理由があるわけで、他のビールとは別格といってもいいかもしれません。
ということで、「俺のうまいビールランキング2019」は以上です。本日はありがとうございました。