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富江弘幸(ビールライター)公式サイト

キリンの新商品SPRING VALLEY 豊潤<496>発売!SVBロゴも変更

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SPRING VALLEY 豊潤<496>

キリンビールから、SPRING VALLEY 豊潤<496>が発売されるというニュースが出ましたね。これはちょっと驚きました。発表内容と所感を書いておきたいと思います。

 

 

SPRING VALLEY 豊潤<496>が缶とタップマルシェ、SVB店舗で販売

キリンビールは、SPRING VALLEY 豊潤<496>の缶商品を、2021年3月23日(火)から全国で発売すると発表しました。Tap Marché(タップ・マルシェ)と、スプリングバレーブルワリーの直営店では、3月1日(月)から提供を開始します。

同時に、スプリングバレーブルワリーのロゴも変更になり、ビール体験コンテンツもリニューアルするとのこと。

 

SPRING VALLEY 豊潤<496>の味わいは

SPRING VALLEY 豊潤<496>

スプリングバレーブルワリーのラインナップには、以前から496というビールがあります。リリースによると、SPRING VALLEY 豊潤<496>は現行の496をベースにした商品とのことで、コンセプトや味のバランスなどはそのままに、豊潤ながらも後味が綺麗で、飲み飽きない味わいを実現したそうです。

アルコール度数も496では6.5%でしたが、SPRING VALLEY 豊潤<496>では6%に。まだ飲んでいないので実際の味わいはわかりませんが、リリースなどの文面から考えると、全体的に飲みやすい味わいになっているような印象です。

現行の商品名変更や終売も

SPRING VALLEY 豊潤<496>の発売に伴って、現行の496original 496に商品名を変更します。スプリングバレーブルワリーの店舗で楽しめた6種類のビアフライトも、SPRING VALLEY BEER FLIGHTという名称で、写真を見ると3種類になるようですね。

そして、リリースなどで発表にはなっていませんが、6種の定番<コアシリーズ>のひとつだったCOPELANDが終売。何度も飲んでいましたし、某雑誌の記事でも紹介したことがあるので、これは残念ですね。

 

SPRING VALLEY 豊潤<496>発売にあたっての勝手な所感

では、今回のSPRING VALLEY 豊潤<496>発売にあたっての勝手な所感を。

スプリングバレーブルワリーは、その立ち位置や雰囲気、考え方など、総合的に好きなブルワリーなので、その馴染んでいたロゴが変わるのはちょっと寂しいですね。特に、「SOCIAL BREWERY」という考え方に共感していたので、ロゴが変わってもそういった考えやスタンスなどは変えないでほしいなと思っています。

また、一般消費者には、SPRING VALLEY 豊潤<496>のポジションがわかりにくくなりそうな気がしています。キリンビールの限定ビールのひとつとして出ているんじゃないかとか、グランドキリンとの違いがわからないとか。

いち消費者の勝手な感想・想像なので、裏を取ったり、誰かに意見を聞いたりしたわけではありません。あまり深読みされませんように。

 

その一方で、大手ビール会社は全国各地に流通できるというのが強みなので、それを生かしてビールの多様性の認知拡大につながるんじゃないかと思っています。まだ飲んでいませんが、このビールがスーパーやコンビニで手軽に買えるようになるのはいいですね。

純粋に新商品は楽しみですし、今後スプリングバレーの限定ビールも手軽に買えるようになれば、と期待しています。

 

現在は緊急事態宣言中ですし、実際の店舗にはなかなか飲みに行くことができないので、3月23日の販売開始が楽しみです。今後の動きに注目したいところですね。

DATA

SPRING VALLEY 豊潤<496>

SPRING VALLEY 豊潤<496>

アルコール度数:6%

発売日:2021年3月23日(缶)、2021年3月1日(Tap Marché、スプリングバレーブルワリー直営店)

価格:350ミリリットル缶248円、500ミリリットル缶330円