ビール時報

富江弘幸(ビールライター)公式サイト

ホップにフォーカスしたビールが大手から発売されるという素晴らしきこの世界

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ホップ私です。

 

ここ最近、ホップがキテるんじゃないかと思うんですよね。自分が関わっているフレッシュホップフェストというイベントが今年で5年目になるんですが、5年前と比べるとだいぶホップに対する注目度が変わってきているように思います。

 

ちなみにフレッシュホップフェストのWebサイトではこんな記事を書いています。

freshhop.jp

 

いわゆるビールマニアのような人たちは、そもそもホップに対してずっと注目していたのですが、それが徐々に一般層にも広まってきているという感じ。とはいえ、一般層も注目しているとまでは言いませんけどね。 

ホップにフォーカスしたビールが2種類発売に

はい。ホップにフォーカスしたビールが大手ビール会社から発売されます。

キリンビールの一番搾り とれたてホップ生ビール

ひとつは、キリンビールの一番搾り とれたてホップ生ビール。こちらは今年で16年目になりますので、もう恒例ですね。

www.kirin.co.jp

10月29日(火)から数量限定販売されます。

 

今年遠野へ取材に行ったのですが、そこで見たホップたちがこのビールに使われているのかと思うと……はやく10月にならないかなと思うばかりです。

サッポロビールのセブンプレミアム 上富良野 大角さんのホップ畑から

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こちらはサッポロビール。セブンプレミアム 上富良野 大角さんのホップ畑からが7月29日(月)から販売されています。

prtimes.jp

サッポロビールもホップ栽培に力を入れている大手ビール会社ですね。キリンビールといえば遠野・横手、サッポロビールといえば上富良野といったイメージ。世界で注目されているソラチエースというホップも、もともとサッポロビールが育種したものです。

 

このビールのすごいところは、生産者の名前が商品名になっていること。近いところでキリンビールのMURAKAMI SEVEN IPAがありますが、大角さんはホップ農家ですからね。すごい。

これからもホップに注目

これまでホップが何なのかわからなかった人にも、徐々に理解されていくようになるかもしれません。ホップは品種によってビールのフレーバーが全然違うものになりますし、すごくおもしろい原料だと思います。

 

私の著書でもホップについて書いているので、興味のある方はこちらをご覧ください(宣伝)。

教養としてのビール 知的遊戯として楽しむためのガイドブック (サイエンス・アイ新書)

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私からは以上です。本日はありがとうございました。