ビール時報

富江弘幸(ビールライター)公式サイト

レーベンブロイの「日本再上陸」に思うこと

この記事をシェアする

人の影響を受けやすい私です。

 

たまには、ビールの個別銘柄の話を。

 

レーベンブロイです。

 

2018年まではアサヒビールがライセンス契約

レーベンブロイはドイツの歴史あるブランドで、2018年まではアサヒビールがライセンス契約を結び、製造・販売していました。

 

ですが、アサヒビールがピルスナー・ウルケルペローニグロールシュをアンハイザー・ブッシュ・インベブから買収したことで、バス・ペールエールベルビュークリークとともに、アサヒビールによる販売は終了しました。

 

つまり、細かい経緯はわかりませんが、結果的にはブランドを乗り換えた格好ですね。レーベンブロイはもともとアンハイザー・ブッシュ・インベブが保有していたブランドですが、アサヒビールの販売終了以降はインベブも日本国内販売しないということでした。

10月15日からすでに国内出荷開始

ですが今日、アンハイザー・ブッシュ・インベブ・ジャパンからのリリースで、10月15日からレーベンブロイの国内出荷を開始したと発表がありました。

prtimes.jp

 

アサヒビールがライセンス契約していたときは、アサヒビールが国内製造していたはずですが、今回「再上陸」したレーベンブロイは韓国製造のようです。

 

リリースにある写真を見ると、アサヒビール時代は缶に「レーベンブロイ」とカタカナで表記がありましたが、今回のものはない模様。そして、330ミリリットル缶のみ。

 

f:id:hiroyukitomieme:20191016211642j:plain

「再上陸」のレーベンブロイは、日本でどう迎えられるでしょうか。

個人的レーベンの記憶

最後に個人的なレーベンブロイについての思い出を。

 

大学生の頃、新宿のとあるショットバーでよく飲んでいました。ある日、カウンターに座っていたら、隣に常連さんらしき人が現れ、座るやいなや「レーベン」と注文したんです。

 

まあ、常連だからスムーズに注文していたのは当たり前ではあるのですが、なぜかそれがカッコよく見えたものです。隣でコロナとナチョスを頬張りながら、自分も今度はコロナではなく「レーベン」と言ってみよう、なんて考えていました。

 

で、次にショットバーを訪れたときにやってみたのです。

 

「レーベン!」

 

と。

 

店員さんは、普通にレーベンブロイを注ぎ(専用のタップがありました)、自分の目の前にサーブ。ひとつ階段を登ったような気がして、なかなかおいしかった記憶があります。

 

ですが、その後しばらくしてレーベンブロイを缶で買って飲んでみたんですが、「うーん」という感じだったんですよね。大人の階段補正がなくなったからか、そもそも何かの理由で劣化していたのか、その時には理由はわかりませんでしたが、「うーん」という感じだったのは覚えています。

 

それ以来、レーベンブロイは飲んでいません。

 

今回「再上陸」したレーベンブロイはどんな味なのか。韓国製造なので、日本の店舗に届くまでしっかりクオリティ管理してくれているといいんですが。

 

レーベンブロイ、見つけたら飲んでみたいと思っています。

 

私からは以上です。本日はありがとうございました。

 

教養としてのビール 知的遊戯として楽しむためのガイドブック (サイエンス・アイ新書)

教養としてのビール 知的遊戯として楽しむためのガイドブック (サイエンス・アイ新書)