ビール時報

富江弘幸(ビールライター)公式サイト

現時点(4種類目)で最高の味わい(一番搾り 神戸づくり)

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趣向がコロコロ変わる私です。

今回は47都道府県の一番搾りシリーズ3本目、「一番搾り 神戸づくり」です(東京づくりも入れれば4本目)。

初めての海外ひとり旅は中国だったのですが、その時に神戸から船に乗ったというのが、神戸との最初の接点でしょうか。その後、中国留学する際にも神戸から天津まで船を使いました。

それ以外には、友だちの結婚式でも神戸を訪れましたが日帰り。言ってみれば通り過ぎただけで、神戸がどんな雰囲気の街なのかあまりよくわからず現在に至ります。
で、「一番搾り 神戸づくり」です。

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缶の裏に書いてあるメッセージを引用しましょう。

新しいものを上手に取り入れる。
神戸の人が楽しめるビールを。
工場のみんなで、地元のことを語り合いました。神戸の人のしあわせな時間に、一番似合うビールをつくるために。兵庫県産山田錦の上品なうまみと、華やかな香りがひとつになった一番搾り。神戸だけの特別なおいしさを、ぜひ。

山田錦は一番よく知られた酒米ですね。あの「獺祭」も山田錦を磨いて造られています。「北海道づくり」でも米が使われていましたが、こちらはおそらく酒米ではないでしょう。

「神戸づくり」も同様に米ならではの香りが出ていますが、「北海道づくり」に比べるとやや控えめ。飲んでみると、米のスッキリ感もありながら、甘味と酸味のバランスが抜群ですね。苦味は控えめですが、全体的に完成度の高い味わいになっていると思います。

はっきり言って、これまで飲んだ「東京づくり」「北海道づくり」「横浜づくり」よりも、断然おいしいと思ってしまいました。もちろん他もおいしいのですが、この「神戸づくり」のバランス感は最高です。

いやあ、これは継続的に販売してもらいたいですね。全国で。

ちなみに、キリンビールは毎年「一番搾りガーデン」というビアガーデンを開催していて、東京では南青山で開催中です。2016年のすごいところは、47都道府県のうち38種類のビールが飲めるということ。東京では、7月20日〜26日で「神戸づくり」が飲めます。

他の県もおいしいビールだとは思いますが、迷ったら「神戸づくり」をぜひ!