平日の昼間からけやきひろばでビールを飲む人たちの気持ちを知るための実践
ふらっと私です。
平日の昼間からけやきひろばでビールを飲んでいる人たちが大勢います。そんな人たちには、平日に仕事をしてまずいランチを食べるハメになった私の気持ちはわからんだろうと、そういう記事を書きました。
まったくけしからんことこの上ないのですが、何事も試してみないと物事の本質はわからない、というポリシーを持つ私ですから、昼間からビールを飲む人たちの立場になってみようと思い立ちました。
我ながら、物事をフラットに見ることができる能力は素晴らしいと思います。自画自賛ですみません。
ということで、私も平日の昼間からふらっとけやきひろばに行ってきました。
一応、昨年も研究のために参加してはいるんですけどね。
どうですか。
「人がいっぱいだろ。ウソみたいだろ。平日の昼間なんだぜ、それで……」
と名言を残しそうになるくらい、人がいっぱいでした。テントが張られたテーブル席は満席。2年前の平日昼間に来た時はもっと余裕があったように思います。実際テーブル席に座れましたからね。
正直に言いまして、こんな平日の昼間からビール飲むなんて、みんな仕事してんの? 日本は大丈夫なの? と思いましたね。まったくけしからんと思いませんか。
とはいえ、今日はそんな人たちの気持ちを知るために来ているわけですから、思ったことは心の奥にしまっておきました。
まずは、ビールを飲まないといけません。
南信州ビールのIPAです。
ここでお手伝いをしている女性(写真)は知り合いなのですが、本業を休んでビールをサーブしているとのこと。
「泡はアリがいいですか、ナシがいいですか」
「ナシで」
一般人にはこれが何を意味するかはまったく不明だと思いますが、ラーメン二郎での呪文のようなものだと思っていただければよろしいかと。
飲んでみると非常にきれいなIPAで、しっかりとフルーティーさがあり、苦味も適度。好感が持てる味わいでした。
そのビールを手に持って会場を歩いてみると、本業を休んでビールをサーブしている知り合いが多いこと多いこと。
「仕事しろ!」と言いたくなりましたが、これもまあ仕事といえば仕事ですし「お疲れさまです!」の言葉に変換して、彼・彼女らの笑顔を引き出しました。
2杯目はサンクトガーレンのゴールデンヘイズIPAです。
ちょっと専門的な話をしますと、昨年からアメリカでニューイングランドスタイルIPAってのが流行ってまして、日本の醸造所のいくつかも最近造り始めています。サンクトガーレンのコレは限定。けやきひろばと日比谷公園で5月28日まで開催中のヒビヤガーデンだけで飲むことができます。
うーん、トロピカルなフレーバーでいいですね。ホップを大量に使っているんですが、ニガニガまではいかないレベルでこちらもナイスです。
3杯目はデビルクラフトのジューシーIPA。これもニューイングランドスタイルのIPA。今日はIPAばかりですな。
なんだか青いところに置いてますが、レジャーシートを敷いて仲間と座ってビールを楽しんでいるわけです。
で、ふと気づきました。
平日の昼間からビールを楽しんでいる自分の存在に。
やはり何事も試してみるものです。昨日は平日の昼間からビールを飲むヤツらの気が知れん、くらいに思っていましたが、そんな立場になってみると、そんな気持ちがわかるようになるのです。
気に入らない上司がいたとしても、あなたが上司になってみると、その気持ちがわかりますよ、ということと同じですね。
そして、とっても大好き京都醸造とY.MARKET BREWINGのコラボビール2種も飲んでみました。柚子のフレーバーが全開。おいしくもおもしろいビール2種です。
左のプラカップに入っているのは唐揚げですね。
いやあ、ビールと唐揚げって最高!
ん、何か間違ったこと言いましたか?
けやきひろば春のビール祭りは5月21日(日)まで、さいたま新都心駅近くのけやきひろばで開催中です。