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富江弘幸(ビールライター)公式サイト

ビール情報(170322)―YONA YONA BEER WORKS新宿東口店、一番搾り 若葉香るホップ、春の息吹他

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2017年3月22日のビール情報まとめです。

どうやら今日はビール関係の誕生日ラッシュのようなので、そのあたりを中心に。

YONA YONA BEER WORKS新宿東口店がオープン

今日(3月22日)、よなよなビアワークスが新宿東口にオープン。今日から24日まで限定で、W-IPAの無濾過が飲めます。もともとヤッホーブルーイングのラインナップにW-IPA自体がないので、それ自体がレアなんですが、さらに無濾過ということでレア感がアップしてますな。

よなよなビアワークスは、他にも赤坂、青山、神田、吉祥寺にもあって、クラフトビール入門としてもいい店です。よなよなエールをはじめ、ヤッホーブルーイングのビールはコンビニでも入手しやすいですが、この店でないと飲めないビールとかもあって、それ目当てで軽く1杯飲みに行ったりもします。

オススメっす。

一番搾りの誕生日

今日で27歳になるそうな。スーパードライも数日前に誕生日だったことを考えると、日本の季節的なものと、年度的なものが影響しているのかなと思ったり。

 

3月21日から「一番搾り 若葉香るホップ」が販売開始

で、その一番搾りの誕生日の前日、つまり昨日ですが、「一番搾り 若葉香るホップ」が数量限定で販売開始になりました。

この記事の内容について、少々解説しましょう。

ちょっとまじめにビール解説

今回発売される商品「一番搾り 若葉香るホップ」は、上品なフローラル・グリーンが特長の国産ホップ「IBUKI」をふんだんに使用し、さわやかな香りに仕上げている。

また、レイトホッピング(麦汁煮沸工程の終了間際にホップを投入する)製法を採用して、ホップが持つ華やかな香りを引き出すことに成功した自信作だ。

「IBUKI」はキリンビールが育種したホップのブランド。「キリン2号」と「かいこがね」というホップを合わせて、「IBUKI」というブランドのホップになっています。詳しくはこちらに書いたので、読んでみてください。

freshhop.jp

そして、「レイトホッピング製法」とはなんぞやということですが、記事の通り「麦汁煮沸工程の終了間際にホップを投入する」んです。

これは何のためにやるかというと、麦汁にホップの香りをより付けるため。ホップの香りは熱に弱いので、煮沸の序盤・中盤あたりに投入すると香りは飛んでしまうんです。なので、苦味付けのためのホップは序盤に、香り付けのためのホップは終盤に、ということ。

これはキリンビールだけがやっていることではなく、ビール造りでは常識なんですけど、あえて製法名を付けるということは、普段の醸造よりもより後の段階で投入しているんでしょうね。

ちなみに、麦汁の煮沸よりもっと後、発酵・熟成の段階でホップを漬け込む「ドライホッピング」という方法もあり、こちらはもっとしっかりホップの香りを付けることができます。できればここまでやってほしいんですが、難点としてはこれをやると「発泡酒」扱いになってしまうということ。

いわゆる節税型発泡酒とはまったく違うものなんですが、分類は発泡酒になります。発泡酒にもいろいろあるということを知らない人が多いので、節税型発泡酒と同一視される「発泡酒」表記は避けたいんでしょうね。

自分としては、「発泡酒」になろうがおいしいものを飲みたいので、ドライホッピングまでやってくれる大手ビールを期待したいところです。

「春の息吹」販売開始

で、しつこいですが、ジャパンタイムズと京都醸造ブラッセルズのコラボビール「春の息吹」が今日ついに販売開始。

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「ビール女子」でも紹介していただきました。

 ぜひブラッセルズ系列店に飲みにいっていただければ。

 

ベルギービールの向こう側

ベルギービールの向こう側