ビール時報

富江弘幸(ビールライター)公式サイト

シムコーですっぱフルーティー(サー・シムコー・サワー)

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たぶんマニアではない私です。

今日のビールはコレ。デンマークのトゥオール「サー・シムコー・サワー」。ラベルに書いてある名前は「SUR SIMCOE」なんだけど、バックラベルには「サワー」とは書いてあります。

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まあ、書いてあったほうがありがたいですね。サワーなので。サワーというのはご想像の通り、酸っぱいビールです。なのであまり初心者にはおすすめしませんが、飲んでいくと深みにハマるサワービール。

深みにハマるとこちらの世界には戻ってこれません。「ブレタノが」とか「獣臭が」とか、聞かない人は一生聞かないであろう単語が飛び交う世界に飲み込まれていくことになります。

酸っぱい中にもシムコーのフルーツアロマが漂う

で、酸っぱいんですが、酸っぱいビールの中でも酸っぱくないほうです。苦味はあまりありません。全体的に酸味が支配しているんですが、飲み込んだ後に喉の奥のほうからパイナップルやマンゴーのようなフルーツフレーバーがかすかに顔を出してきます。

かすかなので、それをあまり期待されるとアレですが、ビールマニアというのはそういうフレーバーを見つけることにも喜びを見出す人種で、なかなか困った人たちです。私なんて「おおッ、酸っぱいのにこんなフレーバーも? マジで?」と思ってメモした程度です。全然喜んでません。

ということで、どちらかというとマニア向けでしょうか。ですが、誰でも最初はみな初心者。サワービールを飲んだことがない人も、まずは飲んでみてもいいかもしれません。

どうでもいいけど、シムコーって聞くと「ハマコー」を思い出しません? あ、ヤオコーですか。え? キムコ?