ビール時報

富江弘幸(ビールライター)公式サイト

月面よりも羊の糞

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変な趣味があるわけではない私です。

今日のビール関連情報は1件。

記事内容としてはツイートの通りで、月面上で宇宙探査機器を使ってどんな実験をするか、というコンテストで、ビール醸造プロジェクトが採用されたということ。

月面よりも羊の糞

無重力状態で酵母がどんな働きをするのかを明らかにする、という興味深い話を伝えたくて、この記事を書いたんだと思うんですが、個人的により興味があるのは文末の数行。

なお先に伝えられたところ、国際ビールフェスティバル「European Beer Star」の専門家たちは、アイスランドのビール醸造所による羊の糞の香りがするスタウト「Surtr №30」に金メダルを与えた。

こっちでしょ!

読者が興味をひくのはこっちでしょ! この記事を書いたライターさん、編集者さん、間違ってるよ!

確かに、無重力状態での酵母の働きは気になるけど、だからといって普段飲むビールにすぐ変化が現れるわけでもなし。それよりも、羊の糞の香りがするスタウトを飲む可能性のほうがはるかに高いわけで。面白さという意味でも断然こっちでしょ。糞ですよ、糞。

いや、動物の糞の香りに異常な執着があるというわけではないですよ。でも、金メダルが与えられるほどだから、糞の香りがしてもそれだけ味はいいわけですよね。そっちのほうが気になる。はるかに気になる。

「なお先に伝えられたところ」ってどこで伝えられたんでしょうか(笑)。文章の最後にサラッとこんな情報が入れられている意味も不明だし、久しぶりになかなか面白い記事を読みました。わはは。

 

「糞土思想」が地球を救う 葉っぱのぐそをはじめよう

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