ガツンとくる苦いビールで2016年度を締める(ストーンIPA)
仕事を納めた私です。
長かった2016年度もやっと終わろうとしています。一般的には2016年度はすでに終わっているのですが、自分の場合は2016年度から続いていた仕事が今日一段落したので、今日で2016年度が終わるということにしたいというわけです。
ということで、今日は2016年度お疲れビールを自宅で。アメリカのストーンブルーイング「ストーンIPA」です。
サンディエゴの社長的存在
今日終わった仕事は、4月中旬発売予定のビール専門誌『ビール王国』Vol.14。特集はアメリカ西海岸です。
なので、アメリカ西海岸のビールをいろいろと取り上げているのですが、そんなの見てたら飲みたくなりますよねえ。そこで、2016年度のお疲れビールとして採用したのがコレ。
アメリカ西海岸はビールの聖地ばかりで、シアトル、ポートランド、ロサンゼルス、サンディエゴと、それはまあ人気のあるブルワリーばかりなのですよ。そんな中でもサンディエゴ(正確には少し離れたエスコンディード)を代表すると言っても過言ではないのが、ストーンブルーイング。
と言っても、サンディエゴには、コロナドとかグリーンフラッシュとかエールスミスとか「代表すると言っても過言ではない」ブルワリーがたくさんあります。何て言うんですかね、それらのブルワリーまとめて代表権のある取締役みたいなもんですよね。アメリカ西海岸の取締役会というか。
ストーンは取締役会の会長です。少なくとも社長ですね。サンディエゴのブルワーズ・ギルドを作ったのもストーンの創業者。
そんなブルワリーのフラッグシップである「ストーンIPA」は、まさに今日のビールにふさわしいわけです。
苦いとにかく苦いIPA
あまりビールに詳しくない人は、「IPAはすごく苦いビールの種類」と覚えていただければいいと思います。特にアメリカンIPAはアメリカ発祥で、いま世界中で人気になっています。
とにかく苦いです。ホップを大量に使っているので、とにかく苦いのです。とはいえ、その分、麦芽の甘味も強くしてバランスを取っています。この苦味にハマると大変。苦けりゃいいくらいのホップ中毒になっていくので要注意です。
なお、アメリカンIPAはアメリカのホップを使っているのが特徴で、主に柑橘系の香りがします。柑橘系の香り、ホップの苦味、麦芽の甘味。これらが高いレベルで一体化しているのが、アメリカンIPAであり、ストーンIPAだったりするわけですね。
最高にうまいです。
ガーゴイルは悪いヤツじゃない
ちなみに、ストーンブルーイングのビールにはすべてガーゴイルが描かれています。こいつです。
見た目は悪そうですが、悪いヤツじゃありません。西洋建築では雨樋の一部として使われていて、口から雨水を吐いたりしてます。マーライオンのように。そもそも魔除けとして使われているヤツで、日本で言えば鬼瓦みたいなものでしょうかね。
2017年度がいい年度になるように、ガーゴイルに守ってもらいたいものです。