ビール時報

富江弘幸(ビールライター)公式サイト

銀ペとは(銀河高原ビール ペールエール)

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何も知らない私です。

自分が知らないことってたくさんあって、自分の知らないところで勝手に動いてるんですよね。当たり前のことですが。

例えば、昨日ちょっと書いたビットコインのこともそうです。

日本で一番簡単にビットコインが買える取引所 coincheck bitcoin

ビットコインは知っていても、それ以外にもたくさん仮想通貨があって1日でレートが倍になっているなんて、仮想通貨を買ってみないと知り得ないことでした。

と同時に、オンラインの利点を当然のように使ったサービスの便利さも、当たり前のようでいて当たり前ではないということも、改めて実感したり。

 

ま、そんなお金の話だけでなく、ビールでも同じです。

いまクラフトビールが人気だといっても、世の中の大部分(日本人の大部分)は、「ビール=ピルスナー」という情報から更新されていないわけですからね。

ビールの苦味が嫌いな人はベルジャンホワイトやフルーツビールを飲めばいいし、とことん苦いのが好きな人はIPA、重いビールが飲みたい人はバーレイワインといったように、情報が更新されていればその時の気分に合わせて変えることができる。情報は大事です。

情報に踊らされてはいけないですが、できるだけ情報は仕入れておいたほうがいいですね。

 

ビール関連で最近知って驚いた情報と言えば、「伊勢ペ」です。

日本のクラフトビールブルワリーの中でもトップクラスにうまいビールを造る、伊勢角屋麦酒が造るペールエールのこと。伊勢角屋麦酒のペールエールだから「伊勢ペ」だそうですが、この言い方はついこの前まで知りませんでした。

この記事を読んで初めて知りましたが、

ファンには『伊勢ペ』と呼ばれ愛されている看板ビール

だそうなんです。ファンですが知りませんでした。呼んでませんでした。

自分の周りのビール好きに聞いても「初めて聞いた」という人が多く(知ってるという人ももちろん)、割合からすると9:1くらいで知らない人のほうが多かったんですけどね。

改めて伊勢角屋麦酒のウェブサイトを見たら、確かに「伊勢ペ」と書いてありました…。

www.biyagura.jp

 

さて、気を取り直して、今日もビールを飲みながら夜のお仕事(執筆活動のこと)です。今日のビールは「銀ペ」。

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銀河高原ビールの「ペールエール」です。

「銀ペ」と呼ばれているかどうかは知りません。いま自分が勝手に作りました。

「銀ペ」は何度か飲んだことがありますが、たまたま入ったスーパーで売っていたのでつい買ってしまったものです。コンビニにでも売っていて入手しやすいので、あまり珍しいものでもないですが、実際に飲むのは久しぶり。

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ちなみに、ペールエールといえば最近はアメリカ産ホップを使ったアメリカンスタイルペールエールが主流になってきていますが、この「銀ペ」はイングリッシュスタイルペールエールのようです。

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銀河高原ビールのウェブサイトを見ると、

 

www.gingakogenbeer.com

ホップにはイギリス産のノーザンブルワーとその他ホップを使っているようなので、イングリッシュスタイルですね。

確かに、飲んでみるとアメリカンスタイルの特徴であるシトラスアロマではなく、落ち着いた印象。ホップよりもモルトのほうが強く出ている感じもあります。苦味は適度。

なんとなく、以前飲んだときとは少々違うイメージなので、どこかでもう一度飲んで確認してみようと思います。

あ、「銀ペ」とは言いませんよ、もちろん。