ニュージーランドのやさしい苦味(ダスクライダーレッドIPA)
やさしさに包まれたなら私です。
ビールにはスタイルっていうものがありまして。簡単に言うと味の種類を表すものなんですけどね。ラーメンに醤油とか塩とか味噌とかあるのと同じことです。そんな感じのものです。
ビールには、ピルスナーとかスタウトとかヴァイツェンといったスタイルがありまして、ある程度のサイクルでマイブームが起きるのです。ちなみに、いまのマイブームは、IPAというスタイルです。
IPAっていうのはイギリスが発祥で、アメリカでまた発展したものなんですけど、アメリカンスタイルのIPAってのがそれはそれは苦いんです。それがやみつきになっちゃっているここ1カ月。
苦いの大好き。
苦けりゃいい。
苦味のためなら死んでもいい。
まあ、ここのところはそれくらい思っていたわけですけど、今日、やさしさに目覚めました。
金曜日の夜ですねえ。今日もビールがうまい。#ニュージーランド の #バッチブルーイング 「 #ダスクライダーレッドIPA 」。IPAといってもアメリカとは違った優しさのある苦味。ブドウっぽいフレーバーも。いいね。#クラフトビール #IPA #レッドIPA pic.twitter.com/34LMlJ4Our
— 富江弘幸_ビアライター (@hiroyukitomie) 2017年4月7日
やさしい。
もちろん、日本の大手ビールに比べれば十分苦いんですが、アメリカンIPAど真ん中に比べれば屁でもありません。
やさしい。
このやさしい苦味に包まれていく感じはなんだろうか。ここ1カ月は刺激的な苦味が大好きだったのに、やさしさに包まれた瞬間にこのビールの虜になってしまいました。
ブドウっぽい特徴のあるニュージーランドホップ
ところで、ニュージーランドのホップっていうのは、ブドウのようなフレーバーを出すものが多いという印象があり、このビールもそんな感じがあります。レッドIPAっぽい酸味のせいか、巨峰を思わせるフレーバーにもなっている感じで。
これはいかにもニュージーランドっぽい。
ホップもニュージーランドのホップを使っているのでしょう。そうでしょう。そうに違いないのですが、念のため調べてみました。
ほとんどアメリカ…。
カスケード、アマリロ、シトラ。アメリカンホップの中でもメイン中のメインのホップです。もうひとつ、ニュージーランドのネルソンソーヴィンを使っています。
どういった使い方をしているのかわかりませんが、アメリカンホップを使っていても、こういったやさしいレッドIPAができるんですねえ。
うまい。