ビール時報

富江弘幸(ビールライター)公式サイト

世界に伝えたい日本のクラフトビールを決めるイベントに参加してきた

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あまりイベントに参加しない私です。

そんな自分が参加したのは、自分も所属する日本ビアジャーナリスト協会が主催のイベントだったからです。昨日(4月20日)に開催された「第3回 世界に伝えたい日本のクラフトビール」というイベント。

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今回は「ピルスナー篇」ということで、事前のインターネット投票で選ばれた8社のピルスナーを飲み比べ。

ピルスナーというのはアレですね、いわゆる大手ビールの「◯番搾り」「スーパー◯ライ」「◯ラベル」「ザ・プレミアム・◯ルツ」などと同じスタイルなわけです。なので、飲みなれた味である一方、差別化が難しい。全部同じじゃん、ということにもなる恐れもあると。

 

 

はい、違いのわかる男が通りますよ。

 

 

ということで、参加してきました。

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まずは日本ビアジャーナリスト協会藤原ヒロユキ代表の挨拶。

参加ブルワリーは、コエドブルワリー田沢湖ビール、ハーヴェスト・ムーン、富士桜高原麦酒、宮崎ひでじビール、横浜ベイブルーイング、石川酒造(多摩の恵)。それぞれのブルワリー関係者が来ていましたが、箕面ビールだけどうにも都合がつかず、ボランティアの方で対応。

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1杯約100ml(各ブルワリーが用意した樽がなくなるまで何杯でも飲める)。コエドブルワリーから攻めていきます。

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参加者は投票券を3枚持っていて、気に入ったブルワリーに票を入れていくというシステム。最終的に得票数の多かったブルワリーが優勝ということになります。

まあ、迷うよね。

うまいビールを造ってるからこの8社まで選ばれたわけで。しかし、ここは投票する人のスタンスが問われる場面でもあります。

何を基準に評価しているのか。なぜその評価基準なのか。

と問われている気もしましたが、お気楽な私はカタく考えずに投票しました。3票のうち2票は公表しませんが、1票はコエドブルワリーです。

実際、コエドブルワリーの「COEDO瑠璃-Ruri-」はかなりうまかった。実はここ数年飲んでいなかったんです。東京の人が東京タワーに登らないようなもんですかね。ですが、その間に工場の移転もあったりして、かなりうまくなっていました。

ホップのフラワリーなアロマとしっかりした苦味。それと数年前に感じていたイヤなフレーバーがなくなっていたんですよね。正直言って、川越への愛着関係なしに、自分がこの日一番うまいと感じたビールです。

念のため書いておくと、うまいまずいは主観ですからね。他のビールがまずいわけではないですし、個人の主観とクオリティは別の話です。クオリティの話で言うと、当然どれも甲乙つけがたい。

まあ、いろいろ飲みましたよ。

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ちなみに、優勝はハーヴェスト・ムーン。

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2位は宮崎ひでじビール「太陽のラガー」、3位は箕面ビール「ピルスナー」でした。これだけピルスナーを飲み比べる機会はなかなかないですからね。

と、ピルスナーの魅力を改めて感じたイベントでございました。

ま、イベント終了15分後には、別の店でペールエールを飲んで「うまー」とか言ってるんですけど。

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ビールはうまいねぃ。