ビール時報

富江弘幸(ビールライター)公式サイト

ここだけの話、本当に世界に伝えたいビールはこちらなのです

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春を花粉で感じる私です。

一昨日は「第3回 世界に伝えたい日本のクラフトビール」というイベントに参加しまして、その様子(というほどのことでもないけど)はこのブログでも書きました。

このイベントで優勝したのは、ハーヴェスト・ムーンのピルスナー。今回はこのビールを「世界に伝えたい」ということに決定したわけです。

ですが!

自分としては、もっと世界に伝えたいビールがあるのです。そのビールがもうすぐ完売となってしまうということで、このイベントの前にまた飲んできました。

このブログを読んでいただいている方には「またか」と思われそうですが、それです。

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ジャパンタイムズブラッセルズ、京都醸造がコラボした「春の息吹」。

何度も書いていますが、ジャパンタイムズの創刊120周年を記念したビールで、自分も企画段階から関わっています。どんなビールなのか、どんな感じで造ってるのかは、下記を見ていただければと。

で、この「春の息吹」は、当然のことながら限定醸造でして、基本的にはブラッセルズ系列の店舗でしか飲むことができません。他の京都醸造常設のビアバーでも出ていましたが、1樽ずつくらいだったと思うので、もうないでしょう。

そして、そのブラッセルズ系列店舗でも各店1樽ずつくらいしか残っていないという情報が。

飲みに行くしかないでしょう。

これまでに何杯も飲んできましたが(関係者がそんなに飲んだら意味ないだろうという話もありますが)、うますぎるビールなのでまた飲みたくなってしまったのです。おそらく自分が飲むのはこれが最後になると思います。

ひいき目抜きでうまいビール。京都醸造さんはやっぱり間違いないですね。

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注文すると、オリジナルコースターで提供されます。このコースターは他では入手できません。「春の息吹」が完売になったら、もう使われることはないのではないかと思います(自分の仕事場の机の中に予備が100部ほど残ってはいますが…)。

以上、レア感をアピールいたしました。

さて、自分が一昨日飲んだのはブラッセルズ大手町にて。料理はこれらを注文しました。

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前菜3種盛り合わせ。前菜は6種類ほどあって、単品でも注文できますが、3種盛りもあります。これで780円はおトクな感じがして、いつも注文してしまうのです。前菜の酸味が「春の息吹」に合うんですよねえ。

そして、生ハムを使ったクリームコロッケも。

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一口サイズで、生ハムの塩気がいい具合。

こんなオツマミと一緒ってこともあるとは思いますが、「春の息吹」は非常に飲みやすくてどんどん飲んでしまいます。ポンカンのフルーティーさがあって、最後には比較的しっかりした苦味。できたての頃よりも少々苦味が強くなった感じがしますが、今のほうが好み。進化してます。

が、もうこれで終わりなんですよねえ。本格的にビール醸造に関わったからということもありますが、これが自分の「世界に伝えたい」ビールです。飲める期間はあと1週間くらいでしょうか(なくなり次第完売です)。

興味のある方は、ぜひブラッセルズ系列店へ。

 

ベルギービールの向こう側

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