もはや何でも「限定」な木曽路ビールの限定ビール「Lakeside Amber Ale」
前回、木曽路ビールが事業終了するという話を書きました。
で、定番のキソジプレミアムラガーとペールエール、限定のLakeside Amber Aleを買ったということまで書いたのですが、今日は限定のLakeside Amber Aleを飲んでみました。
限定ビールを飲む時って、苦味や甘味をいろいろ感じるのに加えて、「限定味」も感じるじゃないですか。わかりますかね。
味覚には、甘味、酸味、塩味、苦味、旨味があると言われてます。辛味は痛覚だと言われてきましたが、唐辛子の辛さではなく辛味大根やわさびの辛さは、辛味という味覚に含まれるのでは、なんて話も聞いたことがあります。なので、味覚は5つ(もしくは6つ)が基本だと言われているんですよね。
そんな味覚に、「限定味」ってのを加えることを提唱したい。
限定って聞くだけでおいしい! 限定しか飲みたくない! 限定のためなら死んでもいい! なんて人もいるじゃないですか。実際死なないと思うけど。まあそれくらい限定って味に影響を与えると思うんです。
もちろん、いい意味だけでもないですよ。「あれ? 限定だけどおいしくない……」なんてときは普通においしくないと感じるよりも、よりおいしくないと感じるわけですし。
つまり、振り幅がすごくなるってことですね。おいしいならよりおいしい、おいしくないならよりおいしくない、と。
とまあ、ここまでは冗談ですけど、そんな木曽路ビールの限定Lakeside Amber Aleを飲んだところ、あまり「おお……限定……」とは感じなかったんです。おいしいのは間違いない、でもよりおいしいという感じでもない。
いや、なんか誤解を招く表現ですね。すごく好みの味でおいしかったんです。いつまでも飲めるぜ! というくらい。でも、呂布の攻撃力が100だとしたら、Lakeside Amber Aleは200くらいはあるんですよ。それくらいおいしい。
#木曽路ビール の「Lakeside Amber Ale」。数量限定 #ビール です(もはや定番ビールも「限定」になってしまってるけど……)。
— 富江弘幸_ビアライター📪 (@hiroyukitomie) March 3, 2018
やや甘な感じに加えて、苦味で舌がキュッとする感覚。いつまでも飲めるくらいうまい。 pic.twitter.com/eCHgHmYxZJ
でも、これって500くらいうまいと思ってたのに……って感じなんですよね。
呂布の倍強いって異常ですよ。関羽と張飛と劉備をひとりでまとめて相手をした呂布の倍強い。それくらいヤバいおいしさなんですよ。自分でも何を書いているのかよくわからなくなってきましたが、ちょっと分析してみました。
おそらく、木曽路ビールのキソジプレミアムラガーとペールエールがまだ残っているから。つまり、普段なら限定はレア物として扱われるのに、木曽路ビールが事業終了することによって、定番ビールも限定ビールとなってしまい、限定ビールの限定感が薄れた。こういうことでしょう。
定番も含めて、木曽路ビールはすべてが限定ビールとなってしまったのです。
「限定味」に加えて、「悲し味」を加えるのも提唱するか……。
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