ジャーナリストを名乗らない理由
ビール好きの私です。
これでも日本ビアジャーナリスト協会という団体に所属してまして、ビアジャーナリストという肩書を使うことがあります。が、なかなかジャーナリストという言葉には抵抗があるんですよね。なんというか、恐れ多いというか…。
周囲に本物のジャーナリストがいると、その人と同列の肩書を名乗るのは申し訳ない、という気持ちになってくるのです。テキトーにビール記事を書いているわけではないですが、書いた文章をもっと軽く読んでもらいたいんです。モノホンのジャーナリストと目指すところが違う、ということもありますかね。
なので、ビアジャーナリストよりもビアライター、もしくはただのライターという肩書のほうをよく使います。
そんな一応ビアジャーナリストですが、日本ビアジャーナリスト協会のウェブサイトで連載を執筆しているのです(といっても頼まれているわけではなく、勝手に連載化しているだけ)。
ビアジャーナリストが集うウェブサイトで、こんなライターが記事を連載していていいのだろうか、と年に1回くらい思いますが、今のところ苦情はきていないので、このまま続けていこうと思っています。
協会のウェブサイトでいったい何を書いているのか
どんな記事を書いているのかというと、「ビアレポート」というタイトルでビールを紹介するだけの簡単なお仕事です。もともとは、ビールをテイスティングしてその味を書いたりしていたのですが、内容は徐々にズレていってます。
今朝アップした記事で126回になり、126本のビールを紹介していることになるのですが、ここのところはビールから派生する小ネタ記事。
小ネタが9に対してビールの味は1といった比率でしょうか。以前はもう少しビールの味について書いていたんですけどね。
うーむ。ますます日本ビアジャーナリスト協会のウェブサイトで勝手に連載していていいのかという感じなので、年に2回くらいは「連載していていいのだろうか」と思うようにしたいと思います。
差別化という言い訳
といっても、実は多少考えてはいまして、差別化を言い訳にしているのです。ビールの記事といったら、ビールや醸造所の紹介やどうやったらおいしくビールが飲めるか、というものが多いんですが、それは自分以外の誰かがやるだろうと。
つまり、ビアジャーナリストと言われるメインストリームを歩かないことを決めたわけです。テイスティング能力やビール知識で自分よりも上にいる人はたくさんいるわけで、その中で戦うよりも誰も戦場にしていないところで、自分の好きなようにやろうと。
そういう結果なので、やはり「連載していていいのだろうか」と思うのは年1回くらいにしておきたいと思います。
ちなみに、今日アップした記事では、あのアウトドアブランド「パタゴニア」が造ったビールを紹介しています。
もちろん、パタゴニアが直接ビールを醸造しているわけではなく、ホップワークス・アーバン・ブルワリーというアメリカの醸造所が造っています。「ロング・ルート・エール」というビール。
ご興味のある方はぜひご覧いただければ。