ビール時報

富江弘幸(ビールライター)公式サイト

メモ程度に「キリン のどごし スペシャルタイム」(4月18日発売)

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ビールは価格で判断しない私です。

節税型発泡酒とか新ジャンルとか、基本的には飲みません。商品開発をしている方々には申し訳ないのですが、ほかに飲みたいビールが山ほどあるので、そういった飲み物を飲んでいる時間はないのです。

もちろん、ベルジャンホワイトのように伝統的な造り方をしていることで、日本の酒税法に当てはめると発泡酒になってしまう、というものは別です。

と言いながら。

コレを飲んでみました。

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キリンビールの「キリン のどごし スペシャルタイム」。いわゆる新ジャンルです。4月18日(火)発売なので、まだ出回っていません。

発売前の商品がなぜ自分の手元にあるかというと、キリンホールディングス株主総会に出席した時にもらったからです。株主総会についてはこちら。

www.hiroyukitomie.me

お土産という扱いではありませんでしたが、まあお土産ですね。せっかくいただいたものですし、新ジャンルを自分から買うこともないので飲んでみようかと。

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ところで、みなさんはビールを飲む時にどんなグラスを使っているでしょうか。まさか缶から直接飲んでいる人はいないでしょうね。ビールは必ずグラスに注ぎましょう。

注ぐ理由としては、

  1. 適度に炭酸を抜く。グラスに注ぐことを前提に、炭酸は強めに入っています。
  2. 色を見る。視覚は味覚に影響を与えます。
  3. 香りを出す。ビールにも結構な香りの要素があります。

といったところです。

自分はこんなグラスを使用しています。

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チューリップグラスというもので、見ての通りチューリップのような形をしています。もしくはワイングラスでもOKです。

そんなグラスはない! という人はどんなものでもいいので、とりあえずグラスに注ぎましょう。

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こんな感じ。グラスの半分くらいまでで止めておきます。こうすることで、飲む時に鼻がグラスに入って香りを感じやすくなります。

じゃあ、飲んでみましょうか。

ホップの軽い香り。それほど香りは強くないですね。酸味が少々感じられます。かなりピルスナー的な味わいで商品開発の苦労が伝わってくる感じ。ただ、少々モルト感が足りない印象もあります。商品名の通り「のどごし」を意識してゴクゴク飲むにはいいかもしれません。

が、個人的にはチビチビ飲んだほうが好みです。時間が経つと温度が上がり、甘味が少し出てきてモルト感も若干アップ。

とは言いながらも、自分はビールが飲みたいなあという思いを強くしました。新ジャンルとしてはいいレベルの商品なんでしょうが、やはり安ければいいってもんじゃないんですよね。世界にはもっとスペシャルなビールが山ほどありますし。日本も10年後と言わず、明日にでも酒税法改正してくれないものでしょうかねえ。

 

キリン のどごし スペシャルタイム 350ml×24本

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