ビール時報

富江弘幸(ビールライター)公式サイト

書きたかったら書けばいいだけの話

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いろいろ考えすぎる私です。

先日、やっと某専門誌の校了間際作業も終わり、基本的に執筆作業は現状ではなくなりました。来週からまたアレとかコレとかちょっと大変なお仕事があるので、この間に個人的執筆作業を進めておきたいところ。

この個人的執筆作業というのは、依頼されて書くというものではなく、自分が書きたいことを書くという類のもので、最終的には本として出版したいと思っているもの。なかなかそれを書こうと思って動いていなかったんですけどね。

そうやってどんどん先延ばしになっていって、結果なにもせずにまた1年が終わってしまう。なんてことはぜひとも避けたい。

以前、何冊か本を出版されている方から聞いた話なんですが、その方はとあるテーマの本を出版したいと思って、出版関係の人に相談したそうなんです。

「今までにないテーマの本を出したいんだけど、どうしたらいいんですかね?」

つまり、書きたい内容があるんだけど、その企画をどこに持っていってどう提案すれば出版できるのか、ということを聞きたかったようなのです。

で、出版関係の方はなんと答えたのか。

「簡単なことです。書けばいいだけの話ですよ。その本が出ないのは、あなたが書かないからです。書きたい書きたいと言っていても、永遠に出版社は書いてくださいとは言いませんよ」

書けば出版社でも判断材料になるし、依頼したのに書いてくれないというリスクもないので、出版社も動きやすいということだそうで。

で、そう言われて実際に書きたいことを書いて、それが本になったということなんですよね。自分だったらいろいろ言い訳してやらなそうですが、実際にその通り動いてみるのがその方のすごいところ。

そんなこともあるので、自分が書きたいことを本にする前提で書いてみようかと思っています。それをここでまとめて公開してもいいかなとも。

で、もうひとつ別の方から聞いた話(その方も著書を多数出しています)。

「ギャラをもらって書いた記事も、自分が暇なときに書いたメモでも、最終的にはすべて自分の財産になる。いつかその文章を使う時がくる」

とにかく書いて残しておけ、ということなんだと思います。

いろいろ考えることはあるけど、まあ何にしてもまずは書くことでしょうね。ということで、今日から執筆しようと思っているわけですが、なぜかこの文章を書いてしまっている私です。

書いているうちに変なやる気が出てしまい、もっとやる気になれそうなブログだったりTwitterだったりを見ていてなかなか筆が進まなかったりして。

去年とは違う自分になりたいところですが、さて。