オレンジのタレント性を感じながら(フェロウシャスシトラスIPA)
ポテンシャルの高いやればできる子だと思っている私です。
最近思うんですよね。ビールを飲んで味わいを表現するときに、「オレンジのようにフルーティーでおいしい!」とか言うじゃないですか。これってビールに限った話ではなく、他の飲み物でもそうなんですよね。
コーヒーでもそう。冒頭のビールに対しての表現をそのままコーヒーで言っても違和感ないんですよ。
「このコーヒー、オレンジのようにフルーティーでおいしい!」
ね、違和感ないでしょ。
もちろん、エスプレッソにはこの表現が合うものはないかもしれないですけど、いま流行りのサードウェーブコーヒーではよくあると思います。
ファンタオレンジだってそうですよ。
「このファンタオレンジ、オレンジのようにフルーティーでおいしい!」
まったく違和感ありません。ファンタオレンジは無果汁ですからね。オレンジ100%のジュースに対してだったらものすごく違和感ありますが、ファンタオレンジは一切オレンジを使ってませんから。
と思って念のため調べたら、2016年から果汁入りになったようです。
日本コカ・コーラ |企業情報 |ニュースリリース: The Coca-Cola Company
上記リリースから引用しましょう。
新たな「ファンタ グレープ」「ファンタ オレンジ」は、国内で58年の販売実績をもつ「ファンタ」史上初、ひとしぼりの果汁(1%)をブレンドし、さらにフルーティーなおいしさに生まれ変わりました。ぶどう果汁、オレンジ果汁の爽やかな味わいと、シュワシュワッとはじける炭酸で、飲むたびに感じるすっきり感が特長。リフレッシュしたい時や気分転換にぴったりのフルーツ炭酸飲料です。
ひとしぼりの果汁を入れたそうです。もともとオレンジのようにフルーティーだったのが、たった1%入れただけでさらにフルーティーに。だそうです。
一応、誤解のないように書いておきますと、ファンタオレンジをdisってるわけではないですからね。最近めっきり飲まなくなりましたが、たまに飲むとオレンジのようにフルーティーでおいしい! と思います。
話が長くなりましたが、伝えたいのはオレンジのすごさですよ。ビールでも「オレンジ!」、コーヒーでも「オレンジ!」、そして、ファンタオレンジでもたった1%入れただけでもさらにフルーティーになるという、そのオレンジのポテンシャル。そのタレント性。
そこに注目しているわけですよ。
もうね、みんなビールとかコーヒーとか飲まないで、オレンジジュース飲んでりゃいいんじゃね? という法案を通したいほどです。
ま、しかしそんなことを言ったら飲み物がすべてオレンジジュースになってしまいますので、朝食はご飯派の私が大変困ることになります。よって、本案は否決されました。
さて、前置きが長くなりましたが、昨日飲んだビールの話です。アメリカのホップワークスアーバンブルワリー「フェロウシャスシトラスIPA(FEROCIOUS CITRUS IPA)」。
数日前もホップワークスのビールを飲んでました。たまたまですけど。
で、このビールは当然ジャケ買いなのですが、見た感じもうオレンジを全面に押し出しているデザイン。アメリカでは果汁を入れてよりリアルなシトラス感を出すビールが出てきているので、これもそんな感じだろうと購入。
うーん、いい感じ。
こうやって注いでいるときにもシトラスアロマが漂います。鼻を近づけてみると、フルーティーなオレンジアロマ……
オレンジ……
っていうか、グレープフルーツ?
と思って、缶をよく見てみると、
INDIA PALE ALE WITH GRAPEFUIT
グレープフルーツ!
ここまでオレンジのタレント性を長々と語ってきたのに、なんとグレープフルーツジュース入りのIPAでした。
飲んでみると、確実にグレープフルーツのフレーバー。苦味もしっかりしてはいますが、強すぎずグレープフルーツの白い皮のような苦味。まさにコレ。グレープフルーツをより再現している感じはあります。酸味はそこまでないですけど。
いや、まあおいしいからいいんですけどね。缶のデザインは確実にオレンジだと思うんですけどね。どうなんですかね。一瞬、「JARO」の文字が頭に浮かんでしまいましたけれども。
もう一口飲んでみましょうか。
このビール、グレープフルーツのようにフルーティーでおいしい!
あ、グレープフルーツもポテンシャル高いかも。